夏の音、秋の気配
下道 千晶 / モデル・俳優

2022.8.30
 

 

下道 千晶 モデル・俳優。
2015年に、房総半島へ移住。
自然に寄り添う暮らし方を実践中。
また、天然藍を使った染め直しの活動
「meets BLUE project」を始め、
活動を通して持続可能な
ライフスタイルを提案している。
 
  
まだまだ残暑が厳しいですが、皆さまいか
がお過ごしでしょうか。
私は暑いのが苦手なので、都心で暮らして
いた頃の夏といえば、建物から建物へと日
差しから逃げるように移動する、そんな日
々を過ごしていたように思います。

 

この夏も、私たちが暮らす海が近い里山で
は、緑は青々とし、海はキラキラと輝いて
いて、太陽の日差しは痛いくらいだけれ
ど、1日を通して生き物たちを一番近くに
感じる毎日でした。

 

朝、一番初めに目を覚ますのは鳥たち。
外はまだ青いような、グレーのような、太
陽が空に昇る前の静けさのなかに、チュン
チュン、チュンチュン、と彼らのおしゃべ
りが聞こえます。
早ければ私もここで目を覚ましてしまう。
世界が目覚める前のこの時間は、私にとっ
てちょっと特別な時間です。ひらめきやイ
ンスピレーションが湧きやすいのも、なぜ
かこの時間。
きっと私自身もまだ夢と現のはざまにいる
から、潜在意識と繋がりやすいのかもしれ
ません。

 

鳥たちの声を聞きながら、思いついたこと
を書き留めたり、今日1日をどう過ごそう
かメモしたり、本を読んだり、ラジオを聴
いたり。そんなふうにして過ごしている
と、だんだんと外が明るくなり始めます。
あ、朝が来きた、と思うのは、鳥たちのお
しゃべりが始まってからちょうど1時間後
くらい。すると今度はセミたちがいっせい
に鳴き始めます。ミーンミーン、ジジジジ
ジ…
だんだんと鳴き声は大きくなって、30分後
には大合唱!
おまけにわが家は朝の光がたっぷりと降り
注ぎます。古民家に住んでいるので、カー
テンやブラインドではなく障子に囲まれて
いるからです。
朝日と蝉の合唱で、今度は息子が目を覚ま
し、続いて夫が起きてきます。
この時期は、いつも6時から6時半頃。冬
と違って目覚まし要らずなのが、夏のわが
家です。

 

2人が起きてくると、私も「さぁ、1日が
始まるぞ!」という気持ちになり、朝食を
作ったり、息子が保育園へ行く準備、洗濯
やゴミ出しなど朝の家事、と慌ただしく過
ごします。息子を保育園へ送り、帰宅して
からはアイスコーヒーを1杯。夏はお気に
入りのグラスに氷を4つか5つ入れ、濃い
めに入れたコーヒーと豆乳でカフェオレに
して飲むのがいつものスタイル。ここで飲
むコーヒーは、私を母親モードから仕事モ
ードへと切り替えてくれる大切な1杯で、
私にとっては朝の儀式と言ってもいいかも
しれません。

 

午前中に集中して仕事をしていると、お昼
まではあっという間。
気がつけば太陽は頭上に。外はますます熱
を帯び、ゆらゆら陽炎も見えます。
リビングからウッドデッキに出てみると、
庭の畑の野菜やハーブたちが暑い中上に向
かってのびている姿が、健気で力強くて。
ホースでお水をたっぷりとまきます。水滴
がキラキラと輝いて、植物たちが水浴びを
しているみたい。とっても気持ちが良さそ
うです。1日のなかで1番暑いこの時間、
気がつくと生き物の鳴き声は聞こえなくな
っています。こんなに強い日差しだもの、
みんなどこかお気に入りの木陰を見つけ
て、休んでいるのでしょう。

 

ジリジリゆらゆらしていた外の景色の輪郭
が再びくっきりとしてくる15時じ過ぎ。
洗濯物はすっかり乾いて、今日の太陽の匂
いがします。取り込もうと窓を開けると、
ふわっと風が吹き、夕方の気配に気がつき
ます。すると遠くで、カナカナカナ…リー
リーリー…とひぐらしの鳴く声が聞こえ始
めます。外はまだ明るいけれど、影の落ち
方や陽の光の色が段々と変わって、1日が
終わりに向かっていることが分かります。
あと2.3時間で家族が帰ってくる。仕事を
片付けて、夕飯の準備をしなくっちゃ。そ
れにしても、ひぐらしの鳴き声ってどうし
てこんなに切ないんだろう。夏の夕方が
切ないのは、ひぐらしのせいね。そんな
ことを考えながら、ゆるやかに母親モー
ドに切り替えてゆきます。
 
夏は日が長いので、あとちょっと…もう少
しだけ…と仕事をしていると、夫から「保
育園出たよ」の連絡が入り、もうこんな時
!?と慌てて台所に立つこともしばしば。
冬はコトコト鍋で煮る時間が至福のときだ
ったりするのだけれど、夏は暑いからなる
べくサッと手早く作れるものを。

 

そうこうしているうちに、「たっだいまー!
!」と息子の声がします。
保育園から帰ってくると、庭の畑で何かし
ら収穫してから家に入るのが息子の日課。
今年はミニトマトやバジル、ミントなどの
ハーブ類とブラックベリーが豊作です。
息子が収穫した野菜たちは、毎日その日の
食卓に並べます。

 

夕食を済ませ、息子をお風呂に入れて、寝
かしつけが終わると、私のバスタイムで
す。
日中太陽をたくさん浴びて、火照ったり汗
ばんだりした身体をさっぱりリセットした
いので、夏はミントやユーカリ入りのバス
グッズを使用しています。
化粧水もさっぱりタイプのものを。若い頃
は、化粧水のみで終わらせてしまうことも
ありました。
けれど20代後半あたりから、夏でも乾燥
が気になるように。ヘアメイクの友人に聞
くと、夏の肌は紫外線や冷房など過酷な環
境にさらされているから、夏でも保湿は大
切、とのこと。
友人のアドバイスを受けて夏も乳液を使う
ようになりましたが、どうしてもベタつき
が気になっていました。

 

長年夏の保湿ケアが迷子だった私。保湿は
したいけど、ベタつきは苦手
今年初夏に届いた joscille skin&mind
「黒豆と白樺セラム」は、そんな私の悩み
を解決してくれるものでした。「黒豆と白
樺セラム」はミルクタイプのクリームで軽
めの使用感なのでベタつきが気になりませ
ん。そして他の乳液やクリームとの違いを
実感したのは、翌朝でした。塗った直後だ
けでなく、翌朝のベタつきも気にならなか
ったんです。夏の朝って前日に塗った乳液
や皮脂で顔がベタついたり、テカったりし
ていること、ありませんか?
joscille skin&mindの「黒豆と白樺セラム」
を使った翌朝は、そうしたストレスがあり
ませんでした。かといって、保湿力が足り
ずに乾燥してしまっているわけではありま
せん。むしろお肌はみずみずしく、やわら
かな状態。

 

そんな「黒豆と白樺セラム」。今回も、こだ
わりの詰まった配合で作られているそうで
す。兵庫県丹波産の黒大豆豆乳と北海道産
の白樺樹液をメインに、和歌山産南高梅、
鹿児島産オーガニック栽培の緑茶、沙棘、
桃葉、糸瓜、蓬、丁子などのエキスを配合
で肌をバリアしてくれます。女性ホルモン
のバランスをとりまく年齢肌に着目し、く
すみが気になる大人の肌のためのCと天然
のヒト型セラミド配合により、みずみずし
く、やわらかな肌になるよう計算されてい
るそうです。
 
1年で一番日差しが強かった季節。
お疲れ気味の私の肌を、ふんわり労ってく
れる味方をみつけた!そんな気持ちにさせ
てくれる優しくも頼もしい乳液です。

 

最近は夜にスキンケアをしながら、チラホ
ラと鳴き始めた鈴虫の声に耳をかたむけて
います。リル、リル、リル、リー
いよいよ秋の入り口です。
次の季節には、また違う音色があります。
今年の秋は、どんな音になるのでしょう。

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