2021.12.09

Teimo モデル。京都在住。
日本人の母と、フランス人の
父を持つハーフ。
フランス生まれ京都育ち。
TAKE。和名は竹(タケ)。
英語でbamboo(ベンブウ)、
フランス語ではbambou(ボンブゥ)
という。
竹といわれて、あなたはまず何を想像
しますか?緑色をした、天を目指すように
ツーンとのびた植物。細いのだが、
真っ直ぐに生える姿は、それでいて力強い
雰囲気をもつ。そして、春先には地面から
顔を出しかけている竹の若芽を、タケノコ
(筍、竹の子)と呼び食べている。
タケノコ狩りで春の訪れを楽しみ、育った
竹が奏でる、風にそよぐ笹の鳴る音は、
一年中人の心を落ち着けてくれる。
人によっては、竹を使った製品を想像
されるかもしれない。例えば、ざるそばで
用いられる竹ざるや、和菓子を食べるのに
用いる竹楊枝、昔ながらの竹かごなんかも
定番だ。また、日本式庭園によく見ら
れる、竹の空洞構造を生かした装飾
「ししおどし(獅子脅し、鹿威し)」も
よく目にするはずだ。ゆっくりと水を
引き入れ、一気に放った際に放つ
“カッコーン”という音は、とても雰囲気が
あり、風流である。京都の詩仙堂が、
この「ししおどし」の発祥だと
言われているので、気になった方はぜひ
足を運んでもらいたい。
京都に住むぼくの頭には、まず嵐山の
「竹林の小径(こみち)」が浮かぶ。
知らない人もいるかもしれないので、
説明しておこう。これは、世界遺産・
金閣寺や、石庭で知られる龍安寺など
と同様、京都の西エリアにある。
渡月橋で有名な嵐山駅から10分ほど
歩き、そこにある天龍寺の北門から、
大河内山荘庭園へ通じる400メートル
の道のことで、京都を代表する観光
名所の一つだ。手入れされた竹林が、
ずらっと道の両脇に続き、美しい曲線
を描いて天を覆うように生えている。
夏には、天から優しく木漏れ日が入り、
冬でも一面が緑で覆われる景色は、
壮大であり心洗われるものだ。ただし、
行く時間には注意が必要で、休日の
昼過ぎなんかに行くと、小径が観光客
であふれかえっている。風情を感じたい
のであれば、朝早く、遅くても午前中を
狙っていくのをオススメしたい。楽しみ
にして来ても、人で溢れかえり、
そこら中でスマホのカメラの音が
聞こえるのでは、心好く美しい景色も、
その魅力を弱めてしまうだろう。
他にも、「竹寺」の異名を持ち、美しい
竹の庭をもつ「報国寺(ほうこくじ)」も、
とても魅力的である。こちらは神奈川の、
大仏で有名な鎌倉のほうにあるお寺さん
だが、駅からは40分も歩いたところに
あるせいか、どこか秘境めいている。
さらに、このお寺の気に入っているところ
が、竹の庭の中に茶席があるところだ。
茶席の名は「休耕庵」といい、メニューは
お抹茶に干菓子のついたもののみだが、
風が駆け抜け、竹の葉が擦れる、優しい
音を聴きながら過ごすひと時は、至福
である。なかなかにくつろげる場所で、
お気に入りの小説なんかをもって、
静かな休みの日を過ごしていただきたい。
ふだんの生活から切り離された、
心地よい静寂を楽しめるはすだ。
こうしてみると、どうやら僕のアタマの
中は、観光でいっぱいみたいだが、
皆さんはなにを想像し、思い出された
だろうか?竹に対して、人それぞれ、
ちがった思いや思い出がありそうで、
わくわくしてしまう。
TAKEFU®。それは、100%竹から生まれた
優しい繊維。
Joscille skin&mindで扱う、TAKEFU®
シリーズについてぼくが知ったのは、
半年ほど前のことだ。例のウイルスが
いま以上に猛威をふるっていたころ。
京都の飲食店や遊興施設は、政府からの
要請で時短による営業、または施設の
休止を行っていた。そのため、自宅で
一人で過ごす時間が以前より大幅に
増えたが、それでも仕事での外出や、
日々の生活を行うための買い物など、
家をでる機会がなんだかんだとある毎日。
ぼくは仕事でのメイクにくわえ、元来
もつ肌の弱さから、毎日“マスク荒れ”を
起こしていた。マスクがあたる頬に
ニキビができ、耳の裏はひもが擦れ、
いつも切れていた。丈夫な肌をもつ人
には想像できないだろうが、マスクを
つけるたびに肌が荒れるのである。
いろんなマスクも試してみた。一般的な、
使い捨ての不繊維マスクから始まり、
通気性もよく、伸縮性もある人気の
ポリウレタン。さらったとしたポリ
エステル素材に、コットンでできた
布マスク。しかしどれを使っても、
耳が痛くなったり、マスクの下部
が首にあたって湿疹ができたり。
一つ問題が消えても、またちがう問題
が出てくるという状態だった。
そんな状態に疲れていたときに知った
のが、joscille skin&mindで扱っている
TAKEFUのBAMBOO CLOTH MASKだ。
当時、joscilleの立ち上げメンバーである
知人Mと、近所のカフェでお茶をして
いた時のこと。joscilleのメンバーの
皆さんは、僕同様肌が弱かったり、少し
身体が弱かったりで、人一倍健康意識が
高い。同じ悩みをもつ方々の、SKINと
MINDがよりよいものになってほしい。
その思いも、joscilleというブランドを
立ち上げた大きな理由のひとつだそうだ。
そこで、Mにマスクがどれも肌に
合わないという話をしたところ、
TAKEFU®という繊維について
教えてもらった。
TAKEFU繊維の最大の特徴は、
そのなめらかな肌ざわりと、抗菌力だ。
一般的におこる顔荒れは、菌の繁殖や、
物理的なダメージにより、肌のバリア機能
が弱ることが原因だ。肌に住みついている
菌が、正常なバランスを保っていれば、
トラブルは起こらないのだが、マスクを
洗って繰り返し使っているうちに菌が繁殖
したり、物理的に肌とマスクが摩擦を起こ
すことで、皮膚炎などが起こってしまう。
対して、先ほども述べたが、TAKEFU繊維
の最大の特徴が、その抗菌性の高さと、
肌ざわりのやわらかさなのだ。そして、
TAKEFU®には優れた保湿性もあり、
乾燥から喉を守ってくれたり、制電性が
高いし繊維の角が丸いので、摩擦抵抗も
大きく減らしてくれている。
とにかく、TAKEFU®はアトピー性皮膚炎
や、肌が弱いひと達ののために生まれ、
育てられたブランドのようだ。その優れた
繊維の特性から、医療・介護の場でも
使われているらしい。
正直、初めてマスクを手にするまでは、
肌に優しいという説明を聞いても、
しっくりきていなかった。なぜなら、
竹からできた繊維というと、どうしても
固いイメージを持ってしまうからだ。
しかし、実際に手にしたマスクは、
驚くほどやわらかく、気持ちのいい
ものであった。いままでに味わった
ことのない、しっとりと肌に触れる
感覚で、耳のひもも同じように
柔らかいので、全然痛くならない。
そして、繰り返し洗っても、その柔らかい
着け心地は変わらないから驚きだ。
それ以来、ぼくはjoscilleのTAKEFU®
BAMBOO CLOTH MASKが手放せなく
なった。マスク荒れも起こさなく
なったし、とにかく着け心地がいい
のでやめられない。他にも、フェイス
タオルやボディタオルも、いまでは
joscilleのものを使っている。タオル
など、毎日使うものだからこそ、安心
して使えるものを集めてほしい。
joscilleが扱うTAKEFU® BAMBOO FACE
TOWELとTAKEFU® BAMBOO BODY
TOWELは、マスク同様とても柔らかく、
抗菌作用が高いのが特徴だ。さらに、
吸水性も抜群(TAKEFU®は綿の2倍)
なので、あっという間に体についた水分を
吸ってくれる。敏感肌のひとだけでなく、
使い勝手がよく、上質なタオルを探して
いる方にもオススメだ。アレルギーなど
が大人になって突然発生するように、
昨年まで問題なかったものが、急に体に
合わなくなったりする。ぼくの場合は、
自分の汗で肌荒れを起こすようになった。
空気の汚染や、体内に入る添加物など、
小さな積み重ねが身体の免疫力を少しづつ
下げてきたのだろう。こんな小さな
積み重ねが、身体の歪み(ひずみ)の
原因かもしれない。
逆に、毎日身体に優しいことを少し
すれば、結果的には健康面に大きな
プラスを与えられるのではと、ぼくは
思っている。ちょっとした努力や
気遣いを続けることが、健康な肌や
マインドにつながる。
雨垂れ石を穿つ(あまだれいしをうがつ)、
だ。