Une hisoire du bambou
~竹のおはなし(後編)~
モデル / Teimo

2021.12.17


Teimo モデル。京都在住。
日本人の母と、フランス人の
父を持つハーフ。
フランス生まれ京都育ち。
 

 

BAMBOO is a ECO-CROP.
竹はエコ作物だ。

 

世界には、1300種近い竹の種類が存在
する。そしてこの植物は、とんでも
なくエコなのだ。竹は普通の木より、
30%も多くのCО²を吸収することが
できる。よって、木よりも30%も
多くの酸素を、光合成により作る
ことができるのだ。
また、ほんのちょっと水を与えれば、
農薬や肥料を与えなくても元気に育つ
ので、土壌を汚染しない点と水の消費
を抑える点で、とてもエコだ。
さらに、竹の成長は非常に早く、
土壌を汚染せず育つだけでなく土壌の
毒素を除去するのにも役立っている。
つまり竹は、本物のエコ作物なのだ。

 

プラスチック製品が増え、より安価に
量産できる代替品が増えたために、
日本では竹材を利用した製品は減り続け
ている。しかし、竹によって作られる
製品はますますバリーエーションを
増やしている。アメリカやフランス
では、竹の歯ブラシやヘアブラシ、
カラトリー、食器だけでなく、スマホ
ケースやパソコンのキーボード、
面白いものでは体重計なども登場して
いる。成長速度の速さと、肥料を必要
とせず育つ点などから、サスティナ
ブルな素材として竹は注目されて
いるのだ。

 

一般的には、このように竹をそのまま
加工したものや、竹の風合いを生かし
たものがほとんどだ。しかし、TAKEFU
がすごいのは、竹を繊維にして使った
ところだ。竹を繊維状にすることで、
それまで意識されていなかった竹の
抗菌力や、竹を糸にした際の柔らかさ
などを生かした、新たな竹製品を誕生
させた。

joscille skin&mindでは、BAMBOO
FACE TOWEL、BAMBOO BODY
TOWEL、BAMBOO FACE WASH
CLOTHなど、赤ちゃんでも使える優しい
バス用品や、乾燥から喉も肌も守って
くれるBAMBOOCLOTH MASKを販売
している。どれもソフトで肌ざわりが
よく、抗菌性も高いので、アトピーや
肌が弱い人も安心して使っていただけ
る商品を届けたいという思いから、
joscille skin&mindではTAKEFU製品を
取り扱っている。

 

KYOTO。FALL OF THE LEAF。

 

紅葉がうっすらと緑や黄緑、黄色から
オレンジに変わり、晩秋には鮮やかな
赤色(これを紅葉色という)に葉を
染めていった日々も終わり、観光客も
ひと段落した京都。ぼくの大好きな
季節が終わり、苦手な冬が始まった。
四方を山に囲まれ、盆地に位置する
京都では、夏は高温で湿度も異常に高く、
冬は山からの風も吹いてくるのでとても
寒い。フランスの最北の街で生まれた
僕は、雪が降るのにも慣れているし、
北フランス独特の連日連夜曇りや雨が
続く寒さにも慣れているのだが、
それでも京都の冬はとても寒く感じる
から不思議である。

 

先日、北海道から移住してきたという男性
に会った際にも、同様に京都は寒いという
話をしていた。京都にはゆっくりと身体の
芯を冷やしていく、独特な空気の冷たさが
あり、気温だけの問題ではないのだそうだ。

 

こうして見ると一年の半分は厳しい気候を
していて、とても住みやすいとは言えない
のだが、それでも夏の暑さや冬の寒さを
補って余りある、春や秋の美しさがここに
はある。秋には沢山のもみじに、春には
多くの種類のさくらにと、日本の美しい
風景に囲まれ過ごせるのだから、ぼく
個人としては夏や冬を耐え忍んでも住む
価値があるように思う。

 

12月になり、気温も湿度もぐっと下がる
と、乾燥により風邪をひきやすくなった
り、肌をまもるバリア機能も低下し、
手荒れや肌荒れを簡単に起こしてしまう。
アトピー肌や、アレルギー体質に悩んで
いる僕は、初めにも書いたが冬がとても
苦手だ。寒さもあるが、どちらかという
と肌の乾燥や赤みなどに悩まされる。
家では加湿器を一日つけてても、
外に出れば街もお店もどこも空気が
乾燥している。

 

また寒さのせいで、散歩や運動をしに
出掛ける気もなかなか起きない。運動不足
の状態は、ストレスも貯めこみやすくする
ので、胃腸の不調などにもつながる。
いくら普段の食事が偏らないよう気をつけ
たり、お酒を控える生活をしていても、
さまざまな要因で冬はトラブルが起きやす
い季節なのだ。さらに、ウイルスは乾燥
した環境を好むことや、乾燥や低温で身体
の防衛機能が低下しているせいで、風邪や
インフルエンザにもかかりやすい。もう
少しくわしく話すと、本来喉や鼻の粘膜
には、ウイルスなどの外敵を付着して追い
出そうとする働きがあるが、空気が乾燥
していると喉や鼻の粘膜も乾燥するため、
侵入を防ぐ機能が低下し、その結果
ウイルスに感染しやすくなるのだ。
 
この乾燥対策としては室内の湿度を保つ
ことや、水分をこまめにとること、
外ではマスクをつけて喉を守ることなど
が大切で、そんな季節だからこそjoscille
skin&mindのマスクはとてもオススメな
のだ。joscille skin&mindが扱うTAKEFU®
BAMBOO CLOTH MASKなら、喉に
うるおいを与えてくれる。竹のもつ保湿
性が、肌と喉を同時に守ってくれるので、
一石二鳥である。

 

La fête de Noël. クリスマスのお祭り。
クリスマスまで残すもあと少しとなった。
日本ではイルミネーションを見に行った
り、素敵なレストランで食事をしたりと、
クリスマスといえばカップルで過ごす
ことが多い印象を受けるが、フランス
では断然家族で過ごす人が多い。もち
ろん、日本と違って人口の多くが
クリスチャンだということも関係して
いるので、イスラムやユダヤ教の家では
必ずしもクリスマスを祝うというわけ
ではないが、それでも多くのフランス
人がクリスマスを家族で祝うのを楽しみ
にしている。

ぼくの家族の場合は、遠くに住む親戚や、
おじいちゃんやおばあちゃんも一堂に
集まって大きなパーティーとなる。
家のど真ん中に大きなツリーを置き、
12月はじめ前後に家族みんなで飾りつけ
を行うので、12月に入る頃にはもう
クリスマス気分を堪能できる。そして、
子供たちにはツリーの周りにプレゼント
が用意され、25日の朝に開けるのを
いまかいまかと楽しみにしている。
もちろんサンタクロースもパーティー
には登場する。一度、マリパスカルと
いう南仏に住むおばさんがサンタ役
としてひげを付けて登場したことも
あったが、基本的にはおじいちゃんや
パパがサンタクロースの恰好をしていた。
食事やガトー、フロマージュも用意され、
その年一番のシャンパンがふるまわれる。
子供たちはいとこや同世代の親戚と駆け
回り、大人たちはお酒を片手に談笑に
ふけっている。クリスマスは子供も大人
も、みんなが幸せに過ごせる、そんな
お祭りみたいな一日なのだ。

日本に来てからは、多くのファミリーが
フランスやスペインに住んでいるので、
以前のようにクリスマスを家族みんなで
過ごすのはむずかしくなってしまった。
それでも、いまでも帰れる年にはフランス
に帰り、年が明けるまでの短い時間を一緒
に過ごすようにしている。

 

恋人や友達とクリスマスを過ごすのも
とても素敵で楽しいが、皆さんもたまには
ケーキを買って実家に帰ったり、少しいい
お酒を用意して家族と過ごしてみては
いかがだろうか?家族を幸せにできる
人は、必ず本人も幸せにできると、
ぼくは思う。

 

おしまい。

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